場所は鎌倉市常盤
クライアントは共働きの若いご夫婦。諸事情により売買契約まで1年ほどかかってしまいましたがその中古物件は外観からは想像できないほどしっかりと作られていたので想定以上の補強工事は不要でした。リノベーションの場合、内覧時のマイナスイメージはほとんどが払拭されます。当然築古物件のほうが補強工事に費用はかかりますが規模や立地条件等を最優先しての物件選びでいいのかなと思います。つまり手を加えれば建物はどうにでも再生できますが費用対効果としては信頼できる建築士に助言を求めることが賢明です。
仕上げについてはクライアントの希望通りのイメージで進め、間取りについては3室あった和室をぶち抜いて20畳のLDKとし、その中のダイニングは小上がりの畳部屋、ご主人のこだわりが詰まったキッチンはコの字カウンターでまとめました。ウチで作った過去作キッチンの中で最もお金かけているかも笑。
前述したように設計開始まで時間を要してしまったのでこのご時世の物価高騰の余波をもろに受けてしまった結果、外部については既存のままとしましたが自分の家なわけなのでそこは将来工事と考えてもまったく問題なし。限られた予算の中で無理してすべてに薄く広く手を入れようとすると残念な結果になることもあるのでそこは慎重に。
まずは新居完成おめでとうございます。
そしてありがとうございました!