場所はJR代々木駅前

居抜き物件のリノベーションです。オーナーは信頼のおける以前からの友人で、お互いに細かい指示・要望はありませんでした。唯一最大の設計条件は「デザインも含めて工期は今日から6日間」・・・かなりキツイです。

キーワードは「大衆酒場」

細身のスーツを着こなしたビジネスマンよりもネクタイとお腹の緩んだサラリーマンを元気にしたい店です。

大衆酒場→昭和→レトロ→お祭り→縁日→金魚すくい→回顧

ステンシルで仕上げた壁面のロゴタイプ+グラフィックスは友人のグラフィックデザイナーに依頼して土日で製作してもらいました。壁は既存の上から白い珪藻土を塗りこみ墨色の松板を腰板に貼りモノトーンなレトロ空間を演出しました。外部にはヒノキで作った幅3.5mの巨大手作り看板。

デザインしつつ職人の手配+打合せをし現場も進捗させる・・・6日間でできるんですね。工事金額も直接発注することでかなり安くまとめられました。店もオープン以来、一切の宣伝+PRなしにもかかわらず売れ行きは上々だそうです。財布の心配をせずにファーストフード感覚で気軽に同僚と立ち寄れる駅前の店。そういったものの需要は私たちが考える以上にあるようです。