場所は葉山町の某所

今回はリゾートマンションの全面改修です。クライアントは東京在住のご夫婦。別宅として夏の休暇で活用していたそうですが、使用頻度も少なくなったゆえのリノベーション依頼でした。

設計条件としては「モルタル仕上げやコンクリートむき出しなどハードな仕上げは好みではない。上質なホテルの一室のような質感がいいですね」・・・でした。

限られた時間+予算故、工事範囲はLDKのみに。これまではごく普通のどこにでもある雰囲気のマンションでしたが工事後はかなり化けました。大谷石とチークの突板をアクセントにして奇をてらわず、派手すぎず、ひとつ上の空間に生まれ変わったと自負しています。床はオークの無垢フローリングにクリアのオイル塗装、キッチンカウンターはオーダー品の手作りです。専用庭にはウッドデッキを敷き詰めて屋外リビングとしての活用を期待しています。また今回はテーブル・カーテン・観葉植物までもトータルでの請負で2セットあるソファも知り合いの家具職人に発注したハンドメイド品。

今後は別宅としてではなく従業員の福利厚生施設としてこの家を解放する計画のようです。