鎌倉市内の海沿いをゆらゆらのろのろ走るあの江ノ電の稲村ケ崎駅の駅前に築60年くらいの古い長屋がありましてそこのひと区画が今回の計画地。
間口が狭く奥に長いいわゆる「ウナギの寝床」のような空間です。早速現地確認をしてその長屋の屋根が片流れだとわかった瞬間にデザインの概略はイメージできました。その後の作業はそれをクライアントと共有するための資料作りです。「ウチの作風がスキ」と言ってくれるクライアントなのでほとんどの提案を受け入れていただきました。好き勝手にやらせていただいた空間は御覧の通り。いかがですか?
途中、構造的欠陥や元気な白アリたちに遭遇したりもしましたが、まぁいつもの職人さんたちなのでそのへんは日常茶飯事。大した動揺もありません笑。
店名は隣(トナリ)。いわゆるスペシャリティコーヒーを主軸として軽食やスイーツなどの提供も模索中とのこと。つまり安売りメインの量販店ではないわけです。いいですね。薄利多売はもう終わりかな。提供されるステキな商品たちに負けないような空間になったのかはこれから来るお客様たちに判断していただきましょう。あ、もちろん負けない自信はありますよ笑。
短期集中の工事でしたが突貫にもならずにじっくりしっかり作っていただいた工務店にはいつも通りに感謝です!
まずはおめでとうございます!
これからはお客として立ち寄らせていただきますーーー