場所は東京都八王子市内
クライアントはご夫婦と小さなふたりのお子さんとの4人暮らし。以前には鎌倉暮らしの経験もあったようですが次のステップとして生まれ育った実家のとなりに新たな家を新築です。顔合わせ+現地確認の際にはそこに古家も残っていましたが諸々比較検討の末、建て替えの方向で計画をスタートすることに。
私にとっては久しぶりの新築案件。今年の4月に建築基準法の大改正があり新築も大規模修繕も手間が増えて敷居は高くなりました。そんなわずらわしさを避けるためになんとか無理して3月中にすべり込み着工したわけです。
最初に問い合わせのメールをいただいたのは1年半前。そう考えると長い道のりだった気もしますがほぼ予定通りの進捗でした。設計段階でのクライアントからの要望もすっと腑に落ちたし、こちらの提案も気持ちいいほどに受け入れていただきました。その結果、みんなの想いが純粋に詰め込まれたこの家にはちぐはぐな印象がまったくなく誰も無理や我慢をしていない、強いて言うなら「とても素直な家」に思えるのです。もちろんそこには工務店さんの協力も不可欠で私と同い年の監督さんも痒いところに手が届く見事な管理をしてくれました。湘南方面での仕事も請けられるようなので別の機会にも是非お願いします!
私のデザインボキャブラリーの中には日本における高度経済成長期(ミッドセンチュリー)のモダン住宅が常にあります。その頃のモードを今の空気感でどう解釈するか。模造ではなく再構築するにはどう表現したらいいのか。これまでもこれからもそんなことを常に考えている気がします。
まずはおめでとうございます!
ありがとうございました。
※外観は外構工事が終了次第掲載します。











