場所は京都市東山祇園のド真ん中
写真のような情緒ある場所につくった異色の店。
観光客ではない地元の富裕層をターゲットにした既存クラブのVIPルーム増築工事です。
このVIPルームは貸切タイプのシステムなので一見の客は入りにくい所ですが、顔を指されることを嫌う著名な方たちが夜な夜な遊びに来る場所のようです。
あくまでも非日常にこだわった店内は「鉄・コンクリート・レンガ」など重厚な素材を多用し、最近主流の「シンプルモダン」「カフェテイスト」「ミニマリズム」なものとはあえて逆行したデザインに仕上げてあり、他店では決して味わえない雰囲気になっています。
意外な点は下足を脱いで入店することで、それがとても自由+開放的な雰囲気作りに一役買っているようです。 仕上げとなる建材や家具・調度品などは上海/中国まで買い付けに行き、いいものを安価で効率よく入手することにも成功しました。
またオーナーは私共と趣味・嗜好が共通する気の合う方で、無理することも自分の考えを変に曲げることもなくとても気持ちよく仕事をさせていただくことができました。施工業者もとても前向きに誠実にいいものを作る努力を惜しまずに協力してもらえました。古都京都祇園のど真ん中にこのようなクラブがあることにも驚かれるでしょうが、このような店をもとめて集まる人たちも私たちが思う以上にいるようです。