場所は世田谷区成城

要塞のように塀で囲われた邸宅が立ち並ぶ中、ひときわ目を引く和風建築。古民家というほど古くはないけどしっかりと作られた味わい深い家。クライアントは子供たちも独立したご夫婦で、ご主人の単身赴任が終わるのを機におふたりの想いを込めた全面改修です。

まず驚くべきは蔵書数!もちろんこんなにも造作棚を作ったのは初めてです。階段室にも和室にも畳の下にも棚・棚・棚。それと趣味のコレクションでもある鉄道模型もすごい数!まずは「本に囲まれたリビングが夢」とのことで最初のイメージは完成です。落ち着けるリビング空間にするためにダイニングとは区分けしつつも圧迫感がないようゆるめに仕切ります。

床はチークの無垢では希少な床暖対応品。各所に配置した古建具は施主渾身のセレクトで最高の風情を演出しています。

施工については若い二代目代表がずっこけながらもがんばった。これからは同じ失敗を繰り返さなければ日々成長していくでしょう。

うらやましい限りの好きなものに囲まれた暮らし。ある意味男のロマン!いいですね。次は蔵書が納まり生活感が出はじめた頃にお邪魔させてください。楽しみにしています。ありがとうございました!

まずはおめでとうございますーー