場所は東京都三鷹市内某所

キッチンカーでの移動販売を生業としていた知人から「仕込用の厨房兼飲食もできる店を持つことになった」との相談を受け、設計・監理を請け負いました。

敷地は三鷹駅と吉祥寺駅の間にあるバス通りに面したいい立地です。なにについても新品には興味がない、というクライアント。仕上がりのイメージについてもはっきりとしたイメージを持っていました。今回採用したエレメントは以下の通り。

・レンガタイル
・古木材
・亜鉛メッキ鋼板

それらをバランスよく配置し街並みに溶け込ませつつ存在感は主張する。そんな店舗を目指しました。壁の仕上げは畳部屋の下地板を再利用し、建具の枠材は古民家から出た古い柱材を割いて製作し、建具についてももちろん古建具を再利用と、とにかく古材にこだわりました。

古材を多用した店舗は傷や汚れに対して神経質になる必要もなく10年経っても雰囲気を変えることなくそこにあるでしょう。