場所は鎌倉市浄明寺

ビジネスに於いて在宅・リモートが主流になりつつある昨今、都心離れが顕著です。必然的に人気の鎌倉では物件を買いたい人がいても売っている物件がない、という状況がしばらく続いています。

そんな中でも浄明寺エリアにはまだまだ手の届く「おっ」と思わせる割安物件がちらほら。鎌倉の商業化された中心地から適度な距離がありつつも鎌倉らしさも十分に感じられるエリアです。

今回の物件はそんな浄明寺の小高い岩盤の上に建つ古民家。数十年かけて増築を重ねてきた平屋を一棟にまとめての再生です。階段を数十段登るけどそれと引き換えに誰の視線も気にせず暮らせる環境を手に入れたわけです。フラットにアクセスできるけど周囲の目を気にしながら見下ろされる生活より断然豊かに暮らせますよね。

詳細は割愛しますが今回の工事ではほとんどすべてに手を加えました。内装についても他にないものになったと自負しています。足場板の床、黒皮鉄の壁、スケルトンの天井、障子、モルタル、古材を再利用した壁面、インダストリアルな什器や照明など、ひと癖あるエレメントたちが一堂に会してどのような空間になったかは画像をご覧ください。

じつはクライアントはウチの息子のご学友家族。今後は広―いウッドデッキでBBQやってプライベートサウナに入りに行きます~

まずはおめでとうございます!